ICLを考えたとき、私がかなり気にしたのが緑内障です。親が緑内障だったので、「ICLを入れたら将来的に緑内障になりやすくなるのでは?」という不安がずっとありました。
レーシックと迷った時期もありましたが、角膜を削ることへの抵抗もあり、最終的にはお金を貯めてICLを受けました。ただ、受ける前に「緑内障が不安です」と伝えて、検査で何を見るのかはかなり気にしました。
私の体験メモ
ICLを受けると必ず緑内障になりやすい、とは言い切れません。ただし、眼圧・前房深度・隅角・視神経の確認はかなり大事です。親が緑内障の私は、ここを曖昧にしたまま手術を決めるのは怖いと思いました。
ICLは緑内障になりやすい?先に答えると「検査で見るべき項目がある」
ICLと緑内障の関係で大事なのは、「ICLをしたら必ず緑内障になる」という単純な話ではないことです。ただ、ICLは目の中にレンズを入れる手術なので、眼圧や目の中のスペースを無視して考えることはできません。
FDAのEVO/EVO+ Visian ICLの承認情報では、レンズは虹彩の後ろ、水晶体の前に入るものとして説明されています。また、中等度から重度の緑内障がある人などは使用すべきではない対象に含まれています。つまり、緑内障そのものや眼圧の問題がある場合は、かなり慎重に見られる領域です。
私のように家族歴がある人は、緑内障になりやすいかどうかを自己判断せず、検査で眼圧・隅角・視神経を確認するのが現実的です。
なぜ親が緑内障だと不安になるのか
緑内障は、見え方の不調に気づいたときには進んでいることもある病気です。だからこそ、家族に緑内障の人がいると、目の手術に対して敏感になります。
私も「今は視力を良くしたい。でも将来の目に負担をかけたくない」という気持ちがありました。ICLはレンズを取り出せる可能性がある治療として説明されることもありますが、それでも目の中に何かを入れる以上、検査を軽く見るのは怖いです。
ここで大事なのは、家族歴があるから絶対にICLがダメという話ではありません。逆に、家族歴があるのに「大丈夫ですよ」だけで流される方が怖いです。何を検査して、なぜ問題ないと判断するのかを聞くべきだと思います。
ICL前に確認したい5つの項目
緑内障が不安な人は、次の項目を聞いておくと話が整理しやすいです。専門的な数字を自分で読み切る必要はありません。大事なのは、先生に説明してもらえる状態にすることです。
| 確認項目 | 見る理由 | 聞き方 |
|---|---|---|
| 眼圧 | 緑内障リスクを見るうえで基本になる | 私の眼圧はICLを受けるうえで問題ないですか? |
| 前房深度 | レンズを入れるスペースに関係する | レンズを入れるだけの深さは十分ですか? |
| 隅角 | 房水の流れや眼圧に関係する | 隅角が狭いなどの注意点はありますか? |
| 視神経・眼底 | 緑内障の疑いがないかを見る | 視神経の状態は問題ないですか? |
| 術後検診 | 眼圧や炎症、レンズ位置を確認する | 術後はどのタイミングで何を見ますか? |
このあたりを聞くと、先生側も「緑内障が不安なんだな」とわかります。私なら、最初に「親が緑内障です」と伝えます。遠慮して後から言うより、最初に言った方が話が早いです。
ICLとレーシックで迷ったときの見方
私はレーシックもかなり迷いました。費用だけ見るとレーシックの方が安いこともあります。でも、角膜を削ることに抵抗がありました。さらに親が緑内障だったので、将来の検査や目の状態に影響しないかも気になりました。
ICLは角膜を削る量が少ない一方で、目の中にレンズを入れる治療です。レーシックは角膜を削って屈折を変える治療です。どちらが絶対に良いというより、目の状態と不安の種類が違います。
私の場合は、強度近視・乱視・将来の目の不安を考えてICLに寄りました。ただ、これは私のケースです。緑内障の不安がある人ほど、レーシックとICLの違いを検査結果ベースで聞くのが大事だと思います。
レーシック後は将来の緑内障チェックで何が不利になる?
ここは、私がレーシックではなくICLに寄った理由のひとつです。調べ直してみると、正確には「フラップがあるから緑内障になる」という話ではありません。大きいのは、レーシックやPRKのような角膜を削る屈折矯正では、角膜の厚み・カーブ・硬さが変わることです。
緑内障の診断や経過観察では眼圧が大事ですが、よく使われる眼圧測定は角膜の厚みや形の影響を受けます。レビュー論文では、角膜屈折矯正後は眼圧が実際より低く測られやすく、緑内障の発見や進行判断が遅れる可能性が指摘されています。
さらにレーシック特有の「フラップ」に関係する話として、まれにフラップと角膜実質の間に液体がたまる interface fluid syndrome という合併症があります。これは頻度の高い話ではありませんが、従来の眼圧測定だけだと判断が難しくなることがあり、緑内障治療薬やステロイド中止などの対応が必要になった症例も報告されています。
つまり、私が気にしたのは「レーシックをすると将来必ず困る」ということではなく、親が緑内障で、将来も眼圧や視神経を見続けるなら、角膜を削った後の測定のズレまで考えたいという点でした。
| 気になる点 | レーシックで確認したいこと | ICLで確認したいこと |
|---|---|---|
| 眼圧測定 | 角膜を削った後、眼圧が低めに出る可能性をどう管理するか | 術前・術後の眼圧をどう確認するか |
| 緑内障リスク | 強度近視や家族歴がある場合、視神経・視野検査を残しておくか | 前房深度・隅角・眼圧・視神経を問題なく見られるか |
| 将来の通院 | 将来眼科にかかるとき、レーシック歴を必ず伝える必要がある | ICL歴とレンズ情報を伝え、定期検診を続ける必要がある |
| 私の判断 | 角膜を削ることと、将来の眼圧測定の読みづらさが気になった | 目の中にレンズを入れる不安はあるが、角膜を削らない点は納得しやすかった |
このあたりは、レーシックとICLの優劣というより、どの不安を自分が重く見るかだと思います。私は親が緑内障だったので、相談時には「将来緑内障になった場合、検査や眼圧測定で困ることはありますか?」と聞く価値があると感じました。
こんな説明なら安心しやすい
私が安心しやすいと感じる説明は、メリットだけを並べる説明ではありません。むしろ、注意点も一緒に話してくれる方が信頼しやすいです。
- 眼圧の数字を見ながら説明してくれる
- 前房深度や隅角について、問題ない理由を説明してくれる
- 緑内障が不安なことを流さずに聞いてくれる
- 術後検診で何を確認するか教えてくれる
- 万が一、眼圧が上がった場合の対応を話してくれる
逆に、「みんな受けています」「すぐ終わります」だけだと、私は不安が残ります。手術時間が短いことと、長期的に安心できることは別だからです。
手術後に気をつけたいこと
ICL後は、視力が上がった感動がかなり大きいです。私も翌朝に裸眼で見えたときは本当に驚きました。ただ、術後は目薬や保護メガネ、生活制限があります。ここを雑にすると不安が増えます。
緑内障が不安な人は、術後検診で眼圧の話も聞くといいです。何も問題がないならないで、「今回の眼圧は問題ないです」と言ってもらえるだけで安心できます。
私は術後すぐ涙が出て、帰り道がかなり不安でした。その日は何もする気が起きず、家に着いてすぐ寝ました。翌日は痛みもほとんどなく、見え方の感動が勝ちましたが、だからこそ術後の検診はちゃんと行った方がいいです。
受ける前に急がない方がいいケース
次のような人は、勢いで予約まで進めない方がいいと思います。
- すでに緑内障と診断されている
- 緑内障疑いと言われたことがある
- 眼圧が高いと言われたことがある
- 家族歴があるのに検査項目を聞けていない
- 術後検診に通える日程を確保できない
ICLは受けることより、術後に安心して生活できることの方が大事です。少しでも不安があるなら、検査時に言葉にしておいた方がいいです。
相談前にメモしておくと話が早いこと
緑内障が不安な人は、相談当日に頭の中だけで説明しようとすると抜けます。私は心配性なので、聞きたいことをメモしてから行く方が合っていました。
最低限、家族に緑内障の人がいること、過去に眼圧が高いと言われたことがあるか、眼底検査で何か指摘されたことがあるか、今使っている目薬や薬があるかは整理しておくといいです。コンタクト歴が長い人は、ドライアイや充血の出やすさも伝えた方が話しやすいです。
あと、術後検診に通える日程も意外と大事です。ICLは手術当日に終わりではなく、翌日以降の確認まで含めて考えるものです。検査結果の説明を聞く日、手術日、翌日検診、数日後の予定まで先に空けられるか見ておくと、無理なスケジュールで焦らずに済みます。
緑内障の不安は、ネットで調べ続けるほど大きくなることがあります。だからこそ、検索で不安を増やすより、検査で確認する項目を決めておく方が建設的です。私は「親が緑内障なので、将来的な見え方が不安です」と最初に言うつもりで相談するのが一番いいと思っています。
よくある質問
親が緑内障でもICLは受けられますか?
家族歴があるだけで必ず不可とは言えません。ただし、眼圧・前房深度・隅角・視神経の確認は重要です。最初の相談で家族歴を伝えるのがおすすめです。
ICLで眼圧は上がりますか?
術後の状態によって眼圧を確認する必要があります。自己判断せず、術後検診で眼圧や炎症、レンズ位置を見てもらうことが大事です。
緑内障がある人はICLを避けた方がいいですか?
FDAのEVO ICL情報では、中等度から重度の緑内障がある人は使用すべきではない対象に含まれています。診断がある人は、必ず眼科で個別に確認してください。
レーシックとICLならどちらが緑内障に安心ですか?
どちらが絶対に安心とは言えません。角膜、眼圧、視神経、前房深度などの検査結果をもとに、医師に比較してもらうのが現実的です。
